総統・立法委員選、投票始まる/台湾
(台北中央社)第16代総統・副総統選と立法委員(国会議員)選は13日、投票日を迎え、午前8時に台湾全土で投票が始まった。午後4時に締め切られ、即日開票される。 総統選は、与党・民進党の頼清徳(らいせいとく)副総統と8年ぶりの政権奪還を狙う最大野党・国民党の侯友宜(こうゆうぎ)新北市長、第2野党・民衆党の柯文哲(かぶんてつ)前台北市長の三つどもえの戦いとなる。民進党が勝利すれば、1996年に総統選が民選になって以来初めて同一政党が3期連続で政権を握ることになる。民衆党が勝てば、台湾で初めて民進、国民の二大政党以外の総統が誕生する。 立法委員選は、民進党が単独過半数の議席を獲得できるかが焦点。前回2020年の選挙では113議席中、民進党が61議席を得て単独過半数を維持した。国民党は38議席、民衆党は5議席だった。 中央選挙委員会が9日発表した総統選の有権者数は1954万8531人。 前回20年の総統選の投票率は74.9%だった。 (編集:名切千絵)