【プレビュー】アジアの戦いから連戦同士の対決!首位追撃を目指す2位広島とACL大敗を払拭したい7位横浜FMが激突! | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは9月21日から22日にかけて第31節が開催。エディオンピースウイング広島では、サンフレッチェ広島と横浜F・マリノスの一戦が行われる。 ●サンフレッチェ広島×カヤFC|ハイライト
アジアでの戦いからの連戦となる2位・広島と7位・横浜FMが激突する。 広島は前節、鹿島アントラーズとの上位対決に勝ち切れずにリーグ戦での連勝が「7」でストップしたものの、最後の最後まで白熱した攻防を繰り広げて見応えのあるゲームを展開した。代表ウィーク中にJリーグYBCルヴァンカップと天皇杯という2つのコンペティションで敗退してしまったものの、リーグ戦では首位に再浮上したFC町田ゼルビアと勝ち点「2」差という位置につけているだけに、ここをしっかりと勝ち切って優勝争いに食らいついていきたいところだ。 また木曜日には、AFCチャンピオンズリーグ2という今季から設立されたアジアの新たな戦いに臨み、フィリピン王者のカヤFCを相手にホームで3-0で快勝。リーグ戦での主力を温存した上で、19年以来のアジアの戦いで好スタートを切ることができたことは大きい。中2日での連戦にはなるが、移動もない中で迎えられるだけに、いい状態で望むことはできるだろう。 その中で注目は、今夏加入したFWゴンサロ・パシエンシアだ。元ポルトガル代表の経歴を持つストライカーは、鹿島戦で先発してJ1デビューを飾ると、早速初ゴールをマークして結果を残した。またACL2のカヤFC戦でも後半の途中出場からゴールをマーク。公式戦2試合連続ゴール中と幸先良いスタートを切っているだけに今節も注目の存在だ。 横浜FMは、監督交代後に勝利を積み重ねて巻き返しを図ってきたが、前節の京都サンガF.C.戦はリーグ戦では3試合ぶりの黒星で連勝がストップ。開始早々にMF西村拓真が退場し、ほとんどの時間で数的不利を強いられた中でも、一時は追いつく意地を見せて善戦したものの、最終的には苦しい状況を乗り越えることはできなかった。 直近の公式戦では3連敗中と苦しんでおり、火曜日のAFCチャンピオンズリーグエリートの初戦では、韓国の光州FCを相手に敵地でまさかの7失点での大敗と厳しい船出となってしまった。そういった状況を踏まえても連戦とは言え、リーグ戦でACLショックを払しょくする勝ち星が欲しいのは間違いない。 ただ前線は、前節退場した西村に加えて、累積警告によってFWエウベルも出場停止で欠くことになる。ただACLエリートの初戦ではFWアンデルソン・ロペスをメンバー外にしたほか、FWヤン・マテウスもベンチには入っていたものの、出場機会はなかった。そういった意味でも広島の強固な3バックを攻略する上で、リーグ2位の得点数をマークするストライカーとリーグ3位のアシスト数をマークするアタッカーの二人には大きな期待がかかる一戦となる。 お互いにアジアの戦いが幕を開けて、ここから過密日程を強いられることになる。その厳しい状況下でも結果を積み重ねるチーム力を示すのはどちらになるか。注目の一戦だ。