SUVがバカ売れするアメリカで気になるモデルが登場! タフ感を強めたトヨタ新型4ランナーが日本でもほしい!!
アメリカで大人気のトヨタのSUVラインアップ
日本でもすっかり定着したSUV。改めてだが、スポーツユーティリティヴィークルのことだ。 【写真】今でも大人気! 逆輸入されすぎて正規販売に至ったSUVとは SUVの事実上の発祥の地であり、またSUVの販売台数が多いのがアメリカである。アメリカではSUVをライトトラックという領域に分類しており、その規模は乗用車市場を凌ぐ。そのため、トヨタのみならず、自動車メーカー各社は多種多様なSUVをラインアップしている。その実態を数字で見てみよう。 アメリカにおけるトヨタ北米法人が公表した2023年データによれば、トヨタおよびレクサスの2023年総販売台数は、224万8477台。このうち、トヨタブランドが192万8228台だ。 次いで、乗用車(分類としてはCAR)は59万6656台。ラインアップは、カローラ、スープラ、GR86、ミライ、クラウン、アバロン、プリウス、そしてカムリ。このうち、もっとも売れているのがカムリで、その販売実績は29万649台。 一方、SUVは90万5072台だ。こちらのラインアップは、C-HR、bZ4X、RAV4、カローラクロス、ヴェンザ、ハイランダー、グランドハイランダー、4ランナー、セコイヤ、そしてランドクルーザーの10モデルとなる。 このうち、もっとも売れているSUVはRAV4で、43万4943台、次いでハイランダーの16万9543台、そして3番目に売れているSUVが4ランナーで11万9238台と続く。 アメリカ市場では、2010年代半ばごろまでもSUV市場は大きかったにせよ、主力モデルはC/Dセグメントと呼ばれる中小型セダンだった。トヨタでいえば、カローラとカムリである。 それが2010年代半ば以降には、C/Dセグメントセダンから、アメリカにおけるコンパクトSUVへのシフトが加速した。その受け皿となったのが、トヨタの場合はRAV4だ。RAV4を軸として、シティ系上級SUVと、オフロードやアウトドア系イメージの上級SUV(ハイランダーと4ランナー)を併存している状況だ。 そうしたなかで、近年のアメリカ市場では、実際にオフロード走行をするかしないかは別として、アウドドアの製品イメージを強調するSUVが、他メーカーから増えてきた。 トヨタはこのたび、従来からオフロードイメージのある4ランナーをさらに強くオフロード系イメージに振るかたちで、新型4ランナーを2024年4月にワールドプレミアした。 日本市場への導入は未定だが、ランクル250とは別の視点で日本ユーザーにとって気になるモデルではないだろうか。
桃田健史