五輪台湾代表団がパレード 頼総統「全ての選手がヒーロー」 奮闘たたえる
(台北中央社)パリ五輪に出場した台湾代表団の凱旋パレードが16日、台北市内で行われ、金メダルを獲得したボクシング女子57キロ級の林郁婷選手やバドミントン男子ダブルスの王斉麟選手らメダリストや代表選手が、詰めかけた人々の歓声に応えた。パレードの前には総統府で選手やコーチらをもてなすイベントも行われ、頼清徳(らいせいとく)総統は「全ての選手が台湾の光であり、国家のヒーローだ」と奮闘をたたえた。 パリ大会で台湾は金2、銅5の計7個のメダルを獲得。東京大会(金2、銀4、銅6)に次いで過去2番目の成績を収めた。 パレードの沿道には多くの人が中華民国国旗を手に詰めかけ、選手に声援を送った。林選手は首から下げた金メダルを手に持って観客の方に見せ、人々を喜ばせた。 パレードの前に行われたイベントでは、タピオカミルクティーやお菓子などが振る舞われた他、台湾らしい要素をあしらってオリジナルの布バッグを作れるコーナーや、ファッション雑誌の表紙をほうふつとさせるバックパネルを設置した記念撮影コーナーも用意された。頼氏は会場に姿を見せると出席した全ての選手にあいさつし、卓球男子の荘智淵選手や林昀儒選手らと洋菓子を囲んで会話を楽しんだ。 教育部(教育省)によれば、イベントには選手とコーチ合わせて67人が参加。バドミントン男子ダブルスの李洋選手は日本に旅行中のため欠席した。 (温貴香、劉冠廷/編集:名切千絵)