着陸直前のはやぶさ2 JAXA会見(全文1)降下に備えて探査機の設定を変更
ピンポイントタッチダウンなどについて
次の動画は、これは同じなんですが、失礼しました、こちらですね。これも動画なんですが、これは1倍速なので非常にゆっくりなんですね。これはずっと見てると大変なので、どんな雰囲気かということだけを見ていただきますと、あ、そうか、これは動画が動いてないですかね。あ、動いてますね。非常にゆっくりなので、本当はこれ、後ろのほうだけお見せしようと思ったんですが、今ちょっと今回パソコンが違っていて、後ろのほうだけを見るやり方が分かんないですね。非常にリアルタイムは本当にゆっくり動いているということになります。ちょっとこれは省略します。 次のページはタッチダウン運用のポイントなんですが、これは前回とまったく同じことでして、特に今回ピンポントタッチダウンを行うことによって、先ほどお見せした半径が3メートルの、直径6メートルの円内にきちんと降りることが可能であるというふうになりました。その説明が次のページにありますが、これは前回と同じページですので省略いたします。さらに工夫が幾つかある、これも前回と同じで、探査機を少し傾けて降ろすとか、重力をきちんと考慮するとか書いてあります。 18ページ。これも同じなんですが、一応時刻を最新の時刻にアップデートしてあります。特にタッチダウンの時刻が一番重要ですけど、先ほど言いましたように現在では地上時刻で8時25分ということになります。そのほか少しだけ変わっているところがありますが、ほとんど前回と同じになります。ただ繰り返しますがこの時刻、実際には変更される可能性があります。で、19ページにつきましても同じです。これ省略いたします。あとさらに次のサイエンスですね、これも同じですので今日は省略いたします。20ページ、21ページ、22ページは省略いたします。 23ページ、BOX-B運用なんですが、これは今年の1月に行いました。最初のBOX-B運用は去年の8月から9月にやって、すでに画像はお見せしているんですが、今回1月に行ったものは衝の方向からの観測ということと、リュウグウの北極付近を見るということをやりました。 この24ページがまさにその衝の方向から見た写真でして、これ今日初公開なんですが、この左の図ですね、ほとんど表面の様子が見えません。1点だけぴかっと光っている点、これがターゲットマーカなんですね。距離は20キロメートルのところからほぼ太陽と同じ方向から撮った写真でして、ここに模式図があって、太陽と「はやぶさ2」と書いてありますが、この「はやぶさ2」が太陽と重なるんですね。このθという角度がゼロのところから撮影すると、この左手のような写真になると。ほとんど表面の模様が見えない。ただターゲットマーカだけはぴかっと光って見えるというわけですね。比較のために衝ではない方向から撮ったときの写真が右側でして、衝からずれればこのように普通の写真として撮れるということになります。ついでに赤い矢印が今回着陸、タッチダウンを行う地点ということになります。 同様に25ページもBOX-B運用なんですが、これは北極付近を見るために探査機を移動させたもので、距離的にはやはり20キロメートルの距離なんですけれど、斜めの方向から撮影しています。やはり赤い矢印のところがタッチダウンの位置でして、赤道付近が膨れている、リッジなっていますが、そのちょっと上のところに着陸をするということになります。 26ページ、今後の予定ですが、まさにもう22日がタッチダウンの日でして、ここにありますようにプレスセンターの開設、あと記者会見を行う予定になっています。タッチダウン以降の運用は、タッチダウンの結果いかんによって変わりますので、またタッチダウンの結果を見てからご紹介したいと思います。 以上になりますが、参考資料は前回とほとんど同じでして、サイエンスの話とか書いてあります。あとタッチダウンの位置につきましては、この33ページの図と34ページと、さらに35ページと、タッチダウンの位置を示した図を上げておきました。 以上なんですが、1つ追加のスライドがあって、これはぜひ津田プロマネから話してほしいと言われたんですが。前回の、2月6日のときに、タッチダウンがどのくらい難しいかという質問を何かに例えてくださいという質問を皆さんからいただいて、津田プロマネがちょっとそのときに少し回答を悩んでいて、ぜひこの回答ということで、これをお見せします。 タッチダウンの例えなんですが、当初は100メートルぐらいの領域のところに降りれば良いということだったんですけれど、実際には6メートルになったということで、例えばこれ、20キロメートル上空、飛行機の高さの2倍のところから甲子園球場に降りればいいと。それが当初の予定で、これが今回6メートルになったということは、甲子園球場の中のマウンドに降りなくちゃいけないと。これだけ難しさが違いますよと。さらにこれを、当然探査機制御をするわけですけれど、その制御が3.4億キロのかなたから、時間遅れが19分ある中できちんと制御をして甲子園球場のマウンドに降りると、これだけ難しいんですよということです。これは津田プロマネからのお言葉でした。一応以上になります。 司会:【(音飛び) 00:13:54】方は、ご所属とお名前をおっしゃってからお願いいたします。質問のある方。ではその【*****サイド 00:14:00】でお願いします。