40代、海外で一人暮らし。寂しさを癒してくれたのは...【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】
いま、巷で「短歌」ブームが起きているのをご存知でしょうか? ミモレでは、ミドルエイジ女性読者から「人生の午後に詠む短歌」を募集中。女性たちの短歌を紹介していきます。
暗い部屋で、わたしを待っていてくれたのは...
くらやみの 部屋から香る ヒヤシンス 待っていたのよ おかえりなさい 作者/ こまるさん(40代) 解説: 海外で一人暮らし中です。忙しいながらも楽しく生活していますが、時折とても寂しい気持ちになります。 頂いた球根を育てていた時期は、体も精神的にも疲れていました。いつも通り夜仕事を終え家のドアを開けると、ヒヤシンスの香りが漂ってきたんです。 わたしを迎えてくれたようでとても心が暖かくなった気持ちを詠みました。 『人生の午後を詠む短歌 #ごごたん』 とは? 何気ない日常の気づきや、ちょっと笑える瞬間、切ない気持ち……などを5・7・5・7・7の5句31音の歌体で表現する。短歌とは、古くは万葉集の時代から使われてきた一種の自己表現です。 特に、さまざまな人生経験を重ねてきた女性たちの歌には多くの共感の声が寄せられ、また生き方を見つめるヒントがたくさん詰まっていると話題を呼んでいます。