「新年に力強く成長」 北野天満宮に白蛇のジャンボ絵馬登場
学問の神、菅原道真をまつる北野天満宮(京都市上京区)の楼門に5日、来年の干支(えと)の「巳」を描いたジャンボ絵馬が掲げられた。絵馬が設置されると参拝者らから拍手が起こり、絵馬の下を通り抜けたり写真を撮ったりしていた。 白い蛇が描かれた絵馬はヒノキ製で幅3・3メートル、高さ2・25メートル、重さは約120キロという。日本画家の三輪純子さんがデザインを手がけた。 この日は神職や宮大工ら約10人がかりでジャンボ絵馬を楼門まで運び、左右に取り付けたひもで釣り上げて設置した。期間中、夜間には絵馬のライトアップも行われる。 三輪さんは「白蛇は神様の使いとされ、親しみを込めて〝巳さん〟と呼ばれる。蛇は脱皮するので再生・復活の象徴。新年に力強く成長できるようにと願いを込めた」と話していた。(田中幸美)