安田祐香が国内メジャー初戴冠に意欲「しっかり準備したい」 前週に涙のツアー初V／国内女子ゴルフ
女子ゴルフの今季国内メジャー第3戦「日本女子オープン」は26日から4日間、茨城・大利根CC（6845ヤード、パー72）で行われる。24日はプロアマ戦が行われ、前週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で悲願のツアー初優勝を果たした安田祐香（23）＝NEC＝が会場入りして調整した。プロとしては初出場となる舞台で2週連続の優勝争いを目指す。 涙の初優勝から2日。安田はプロアマ戦には出場せず、正午に会場入りした。プロでは初出場の大舞台。落ち着いた表情で言葉に力を込めた。 「テレビとかで見ていても、毎年すごく難しそうだなと思っていた。しっかり準備したいです」 本人は冷静も、初Vの反響はすさまじかった。スマートフォンに約100件のメッセージが届けば、インスタグラムの投稿には1600件を超える祝福のコメントが舞い込んだ。 過去にゴルフ番組で共演したお笑いコンビ・千鳥のノブからのメッセージも届き、「いろんな方が『おめでとう』と言ってくださって、すごくうれしい」と喜んだ。今年7月に76歳で亡くなった恩師、坂田信弘さんの長男でプロゴルファーの雅樹氏には電話で報告し、「ちょっと肩の荷が下りたね」とねぎらわれた。 2週連続優勝が懸かる今大会は5年ぶりの参戦となる。過去3度（2017、18、19年）はアマチュアでの出場。大会を主催する日本ゴルフ協会（JGA）のナショナルチームの一員として活躍していた時期だった。 今回は8月12日時点のメルセデスランク上位30位以内の資格で出場権を獲得。「お世話になった方々に会えたらうれしい」とほほ笑んだ。前週は用具契約を結ぶ住友ゴム工業が特別協賛の大会で優勝し、2週連続の〝恩返し〟を狙う。 「グリーンが硬かったり、ラフも長かったり、距離も長めのセッティングで全て難しい。この大会で勝つとすごく自信にはなると思う」。集中力を研ぎ澄ませ、72ホールを戦い抜く。（阿部慎）
