SDV:ソフト定義自動車の頭脳、クロスドメインHPCを初めて車載化…コンチネンタル
コンチネンタルが初めて車載化したクロスドメイン高性能コンピュータ(HPC)のイメージ
コンチネンタルは5月13日、クロスドメイン高性能コンピュータ(HPC)を車両に初めて実装した、と発表した。これにより、コックピットや運転安全、さらには自動駐車などの車両機能を一つの車両で実現することが可能となった。 この技術は、ソフトウェア定義車両(SDV)の開発がどのように進化するかを示すものであり、コンチネンタルのクラウドベースのプラットフォーム「CAEdge」を利用している。CAEdgeは車両をクラウドに接続し、ソフトウェアの開発、供給、保守を簡素化し、加速する仮想作業台を提供する。 今回の車載化には、クアルコム・テクノロジーズ社のSnapdragon Ride Flex System-on-Chip(SoC)が利用されている。このSoCは、Snapdragon Ride Vision認識スタックを事前に統合しており、車両の多様な機能を一つのチップで処理することができる。これにより、自動車メーカーやサプライヤーは市場投入までの時間を短縮し、シームレスでオープンかつ適応性のある車両設計が可能となる。乗員は、追加の支援、安全性、快適性を特徴とする向上した運転体験を享受できるという。 SDVテクノロジー車には、コンチネンタルの自動車部門が持つソリューションを一つの車両アーキテクチャに統合している。使用されている技術には、自動駐車機能、全方位カメラ、超音波センサー、統合ブレーキシステムなどが含まれている。
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レスポンス 森脇稔