前年ルヴァン・カップ王者のJ1アビスパ福岡が辛くもPK戦で勝利 敵地でJ3松本にオウンゴールで先制許し苦戦…
◆YBCルヴァン・カップ2回戦 松本1―1福岡=PK戦2―4(17日、サンプロアルウィン) ■高すぎる打点!井上聖也が執念同点ヘッド【動画】 前年王者のJ1福岡が、初戦となる2回戦でJ3の松本と対戦しPK戦までもつれ込み、辛くも勝利した。今季から1次ラウンドが一発勝負のトーナメント方式に変更された中で、連覇を目指したディフェンディングチャンピオンが苦戦した。 前半から格上の福岡が松本ゴールに積極的に攻め込んだ。アビスパ一筋20年目の城後が前半15分過ぎにこぼれ球に反応してシュートを放ったほか、両サイドから切れ込んでウェリントンへのクロスボールも多用。試合の主導権を握るものの、あと一歩及ばない。もどかしい展開の中で、前半42分にオウンゴールで先制点を献上。前半の相手の枠内シュートはゼロながら、苦しい局面に立たされた。 後半から紺野を投入。途中から重見や松岡に加えて、昨年9月6日のルヴァン・カップ準々決勝第1戦のアウェーFC東京戦で負傷し、左膝前十字靱帯(じんたい)損傷と左膝外側半月板損傷と診断されて手術を受けた佐藤をピッチに送り込んで打開を図った。執念が実った。後半28分、コーナーキックから井上のヘディングシュートが決まり同点に追い付いた。延長は前後半15分とも得点が入らなかった。 (記録は速報値)
西日本新聞社