熱気に包まれた「岸和田だんじり祭」けど熱中症などに注意
熱気に包まれた「岸和田だんじり祭」けど熱中症などに注意
大阪・泉州の秋の風物詩「岸和田だんじり祭」の宵宮が14日から始まった。同日午前6時ごろから、岸和田駅前の通りなどは観客が沿道を埋め、豪快な「やりまわし」に拍手と歓声があがっていた。 【中継録画】岸和田だんじり祭2019 カンカン付近の様子
岸和田だんじり祭は「五穀豊穣」を願い、約300年前に始まったとされている。日中はパレードのほか、豪快なやりまわしなど、各町のだんじりが勇壮に街を駆け抜ける。夜にはちょうちんを飾り付けただんじりの「灯入れ曳行」が街を彩る。
同日早朝から、南海岸和田駅前などには多くの見物人がつめかけ、各町がやりまわしを決めると、拍手と大歓声が沸き起こった。 岸和田市内から来たという60代の男性は「1年に一度の楽しみ。試験曳きも良かったけど、やはり本番が始まると気が引き締まる。今年も楽しませんてもらいます」と話していた。15日は本宮が行われる。
しかし、暑さに注意が必要だ。大阪管区気象台によると、14日午後3時現在で、大阪市内で最高気温32度を観測。湿度も朝から50%~60%台となっており、蒸し暑い状態となっている。15日は高気圧に覆われ大阪府内は晴れるものの、予想最高気温は35度となっている。 同気象台では「大阪府では、今日は高温が予想されるため、熱中症など健康管理に注意してください」と注意を呼び掛けている。