二十四節気「小寒」 岡山県内は冷え込み厳しく
5日は寒の入りで冬本番を迎えるころとされる二十四節気の「小寒」。岡山県内は上空の強い寒気に加え、晴れて地表の熱が奪われる放射冷却で朝の冷え込みが厳しく、岡山市北区建部町福渡で氷点下4・8度を記録するなど全16観測点中10地点で今季最低を記録した。 残る9地点は、奈義町の氷点下7・1度、和気町の同5・6度、新見市新見の同4・3度など。いずれも平年を2~5度程度下回った。氷点下とならなかったのは玉野市の0・3度だけだった。 半田山植物園(岡山市北区法界院)では、新春を代表するロウバイ約20本が見頃を迎えつつある。特に満月を思わせる丸い花びらが特徴の品種「満月」は枝いっぱいに黄色い花をつけ、辺りに甘い香りを漂わせている。 岡山地方気象台は「6日の県内は雨か雪の所が多く、日差しが少ないため寒さが続くだろう」としている。