「人間ではない役を演じる事になるとは」 小瀧望(WEST.)主演ミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』本日開幕
2023年に宝塚歌劇団が日本初演したオフ・ブロードウェイ・ミュージカル『DEATH TAKES HOLIDAY』が、主演にWEST.の小瀧望、演出には宝塚版と同じ生田大和を迎えて新たに上演される。原作は、イタリアの劇作家による戯曲に基づき、1929年に英語で書かれた同名戯曲。1934年には『明日なき抱擁』として、また1998年には『ジョー・ブラックをよろしく』として映画化もされた原作を、『タイタニック』のピーター・ストーン(脚本)とモーリー・イェストン(作詞作曲)らがミュージカル化した作品だ。 【動画】ミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』公式PV 人類が“死”に取り憑かれていた第一次世界大戦が終わり、“狂乱”の1920年代が始まって間もない頃のイタリア北部で、ランベルティ公爵一家を乗せた車を悲劇が襲う。突如現れた“闇”にハンドルを取られた車がスピンし、婚約したばかりの一人娘グラツィアが夜の闇に投げ出されてしまったのだ。大事故に遭ったにもかかわらず、無事だったグラツィアに安堵する一同。だがグラツィア本人は、自身に何かが起こったと感じていた。同じ日の夜遅く、孤独な毎日に疲れ果てた死神がランベルティ公爵の元を訪れる――。 死神を小瀧が、グラツィアを山下リオと美園さくらがWキャストで演じる他、東啓介、内藤大希、皆本麻帆、斎藤瑠希、宮川浩、月影瞳、田山涼成、木野花ら、演出の生田が「個性と技量、それぞれの経験豊かな俳優の皆様」と評する豪華キャストが集結。生田はまた、「この“出会い”によって起きるであろうケミストリーに、私自身、ワクワクしています」と、宝塚版とはまた異なるミュージカルの誕生を予感させるコメントを寄せている。 そして小瀧は、「まさか死神という、人間ではない役を演じる事になるとは思ってもいませんでした」と驚きを表明しつつ、「ありふれた役じゃないだけに役者冥利に尽きます!」と頼もしくコメント。2021年に『エレファント・マン』で読売演劇大賞 杉村春子賞に輝き、『検察側の証人』や『ザ・ビューティフル・ゲーム』での好演も記憶に新しい小瀧の新たな挑戦は、本日9月28日(土)に東京・東急シアターオーブで幕を開ける。 文:熊田音子 <公演情報> ミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』 Book by Thomas Meehan and Peter Stone Music and Lyrics by Maury Yeston Based on the dramatic play by Alberto Casella and rewritten for the American stage by Walter Ferris and originally produced by the Messrs. Shubert 作詞・作曲:モーリー・イェストン 潤色・演出:生田大和(宝塚歌劇団) 出演: 死神/サーキ:小瀧望 グラツィア(Wキャスト):山下リオ 美園さくら エリック:東啓介 コラード:内藤大希 アリス:皆本麻帆 デイジー:斎藤瑠希 ヴィットリオ:宮川浩 ステファニー:月影瞳 ダリオ:田山涼成 エヴァンジェリーナ:木野花 フィデレ:宮下雄也 ロレンツォ/飛行教官:西郷豊 伊藤彩夏 井上弥子 岡施孜 蟹々々エミ 上條駿 熊澤沙穂 篠崎未伶雅 鈴木亜里紗 高瀬育海 長澤仙明 丹羽麻由美 武藤寛 安井聡 吉井乃歌(五十音順) 【東京公演】 2024年9月28日(土)~10月20日(日) 会場:東急シアターオーブ 【大阪公演】 2024年11月5日(火)~11月16日(土) 会場:梅田芸術劇場メインホール