紀州のドン・ファン元妻『無期懲役』求刑 弁護側「被告は“検索マン”肝心なところ検索してない」と反論
■「かつてなかった稀有な裁判」 裁判員はどう判断するのか
検察は元妻の須藤早貴被告に無期懲役を求刑しました。 直接的な証拠がない中での裁判員裁判で、番組コメンテーターの共同通信社の太田編集委員は「裁判員制度の今後に一石を投じる」と話します。 【共同通信社 太田昌克編集委員】「直接的な証拠がない中で、十分に状況証拠は固めたとそして、この裁判においても、裁判員の心証を決定付ける証拠を、ある程度示したという自信の表れである反面、恐らく裁判員の皆さんはわれわれのような市民ですから、プロではないから悩まれる局面が出てくるかもしれない。 その個々の、おひとりおひとりの受け止め方によって、有罪、無罪の判決が左右されるということで、かつてなかった稀有な裁判になってくると思います。この結果が、裁判員制度の今後に一石を投じる可能性があると思います」 【吉原キャスター】「それだけ注目されている裁判ですから、裁判員の方の負担も大変大きいと思います」
なかなか直接証拠がなく、状況証拠を積み上げているという段階で、被告は否認しているこの裁判について、関西テレビの加藤報道デスクはこのように話します。 【関西テレビ 加藤さゆり報道デスク】「今回、警察側もかなり緻密に情報、証拠を集めて、裁判に臨んでいると思います。事故死や自殺ではない理由として、検察側は『致死量を接種していて、分量を間違えたとは思えない』という主張していたり、『そもそも被告人は、証拠を見て弁解を組み立てている』と指摘していますので、そういった丁寧な主張を裁判員がどうくみ取って判断するかというところが、やっぱり注目ですね」 大変難しい判断となる今回の裁判員裁判。12月12日に判決が言い渡されます。 (関西テレビ「newsランナー」2024年11月18日放送)
関西テレビ
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