南日本放送

■台風並みの温帯低気圧で日本へ再接近 大陸に進んだ台風14号が、Uターンして日本側に進んでくる…台風14号の進路予想に目を疑った人もいるのではないでしょうか。気象庁の進路予想図では、台風14号は20日午前6時には中国大陸にあって、中心気圧は998ヘクトパスカル、最大瞬間風速は25メートルです。1時間に20キロの速さで西北西に進んでいます。20日18時の時点では同じ勢力で北に進む予想です。23日までの雨シミュレーションは画像で掲載しています。 【写真を見る】「台風14号が帰ってくる?」大陸から日本側へ進路予想　「台風並み」の温帯低気圧に　秋雨前線刺激で大雨おそれ　気象庁の予測詳しく【23日までの雨シミュレーション】 気象庁の予測によると、その後進路を次第に東よりの日本方面に変え、21日6時には台風のまま黄海に進む予想です。 その後、台風14号は前線に取り込まれ温帯低気圧に変わり、22日18時には山陰地方の北の日本海に進む予想です。東北東に時速35キロの速さで進み、中心気圧は996ヘクトパスカル、最大瞬間風速は30メートルと予想されています。 台風並みの勢力で日本に最接近することになります。 ■台風から変わった低気圧など　南下する秋雨前線を刺激　大雨のおそれ 東北で大雨を降らせた秋雨前線が、22日ごろにかけて本州を南下する予想です。22日の予想天気図では、前線は九州から中国地方を通り、北陸付近から東北にのびる予想となっています。 台風14号から変わった「台風並み」の温帯低気圧の暖かく湿った空気が秋雨前線を刺激し、雨シミュレーションでは、九州～近畿～関東～東北で大雨の可能性があります。23日までの雨シミュレーションは画像で掲載しています。 台風14号から変わった温帯低気圧は、台風から変わる温帯低気圧は、21日～22日は発達しながら日本海沿岸を東へ進み、西日本から東北地方の広い範囲で、大雨となるおそれがあります。 ■気象庁の雨の予想 ▼20日6時から21日6時までに予想される24時間降水量 　　東北地方　　　150ミリ 　　北陸地方　　　150ミリ ▼その後、21日6時から22日6時までに予想される24時間降水量 　　東北地方　　　　　　120ミリ 　　北陸地方　　　　　　120ミリ

20日午前中に、気象庁が予想雨量を発表しているのは東北地方と北陸地方だけですが、20日夜までに沖縄の南で発生する熱帯低気圧が、21日は東シナ海に進む予想です。元台風14号や熱帯低気圧からの湿った空気が大量に送りこまれ、前線の活動は活発し、3連休（特に22日～23日）は警報級の大雨のおそれがあります。今は予想雨量が発表されていないエリアでも今後発表される可能性があります。 気象庁から発表される今後の気象情報に注意してください。 23日までの雨シミュレーションは画像で掲載しています。