節約のため自炊しています。寒い時期の鍋料理はラクだけど野菜が高い! 自炊してもムダなのでしょうか?
節約のために自炊をしようと思っても、近年の食品値上げによりスーパーで気軽に野菜を購入できない方も多いでしょう。鍋料理は簡単に作れ、栄養がしっかりとれるメニューの一つであり冬は特に人気ですが、果たして食費の節約になるのでしょうか。 そこで本記事では、鍋料理に使用される代表的な野菜を例に、野菜の価格高騰について解説します。食費の簡単な節約術についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
野菜の価格高騰はいつまで続く?
野菜の高騰が続くなか、スーパーで気軽に野菜が購入できないと不安になる方も多いでしょう。 そこで本項では、農林水産省の「野菜の生育状況及び価格見通し(令和5年11月)について」や「青果物卸売市場調査(日別調査)」を参考に、次に挙げる野菜の価格高騰について解説します。 ・だいこん ・にんじん ・はくさい ・ねぎ 冬においしい鍋を作って節約をしたい方や野菜の価格が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。 ■だいこん だいこんは、千葉県や神奈川県など主産県での生育が順調で、12月は出荷数量と価格は平年並みで推移する見込みです。農林水産省の「青果物卸売市場調査(日別調査)」(令和5年12月11日分)によると、1キログラムあたり74円で100円を切っていることが分かりました。 ■にんじん にんじんは北海道産中心の出荷から千葉県産の出荷へと切り替わっています。8~9月にかけての高温等の影響により出荷が少なく、12月は平年を上回る価格となります。「青果物卸売市場調査(日別調査)」(令和5年12月11日分)によると、1キログラムあたり130円です。 ■はくさい はくさいは、茨城県産が10月以降の気温高等によって生育が前進傾向です。12月前半の出荷数量が平年を上回った関係で平年を下回る見込みでしたが、後半になって平年並みに戻り、価格も平年並みに推移する見込みです。 「青果物卸売市場調査(日別調査)」(令和5年12月11日分)によると、1キログラムあたり53円です。鍋の主役ともいえる野菜の一つですが、購入しやすい価格で落ち着いています。 ■ねぎ ねぎは、茨城県や千葉県産に加え埼玉産の出荷が増加しています。にんじんと同じで8~9月にかけての干ばつや高温の影響により出荷数量が平年を下回ることで、平年を上回る価格となっています。 「青果物卸売市場調査(日別調査)」(令和5年12月11日分)によると、1キログラムあたり436円であり、だいこんやにんじん、はくさいと比べると価格はかなり高いことが分かりました。