アライバの絆は健在 盟友・荒木氏が始球式で72キロ 侍ジャパン・井端監督が緊急捕手役で登場に大歓声
「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024、チェコ代表-日本代表」(10日、バンテリンドーム) 【写真】絆は健在 井端監督と握手を交わす荒木雅博氏 盟友へ、勢いある投球でエールを届けた。チェコ代表との強化試合の始球式に2008年北京五輪代表で中日時代に侍ジャパン・井端弘和監督と二遊間でアライバコンビを組んだ荒木雅博氏が登場。ノーバウンドの72キロの1球を投じた。 背番号「2」を背負って登場すると、捕手役は中日の後輩・高橋宏がアナウンスされたが、少しの沈黙の後、井端監督が捕手役として登場。これにはスタンドも大歓声だった。目指した108キロには届かなかったが、72キロのストライク送球に笑顔。スタンドからは「アライバー」と声も飛び、二人は手を挙げて応えていた。 投球前に取材に応じた荒木氏は「始球式って緊張するんですよ。久々に大勢の方の前で、しかも先輩がそこにいるわけでしょ。ちょっとプレッシャーもかけられましたし。『昨日の小学生見たか、良い球投げてたなー』ってひと言言われましたんで。頑張ってやっていきたいと思います」と苦笑い。 9日の同戦では「RAXUS こどもたちの夢応援プロジェクト」で選ばれたバッテリー、投手を野口桃愛さん(小牧市立一色小5年)、捕手を小西琥太朗さん(大淀町立大淀緑ヶ丘小5年)が務めていた。 取材会場に練習を終えた井端監督も通りかかり、直接エールを送る場面もあった。井端監督へは生チョコの差し入れもしたといい、「今回は辞退する選手も多かったですからね。井端さん的にはこの1年、どういう戦い方をしていこうというのはある程度あったと思うんですよ。その中でこれだけ辞退者が出ると、どういう野球をしていこうかというのをまたここで考えたでしょうから、そういうところを楽しみに」とエールを送った。