50代一人暮らしの会社員です。「貯蓄ゼロ」ですが、年金でどうにかなりますよね?周りはもっと貯蓄しているのでしょうか?
50代から貯蓄を進めるためのポイント
50代からでも貯蓄を増やしながら資産運用を行えば、資産の増加が期待できます。しかし、運用する金融商品にはさまざまな種類があり、多くの場合元本割れのリスクが伴うため、慎重に選ぶことが大切です。 一般的に資産運用のイメージとして、投資信託や株式投資が挙げられますが、どちらも景気の影響を受けやすく、利益が出るかどうかを予測するのは難しいでしょう。 資産運用を検討する際は、事前にしっかりと知識を身につけたうえで、自分のリスク許容度や運用目的に応じて、適切な方法を選ぶことが大切です。
年金だけでは突発的な出費に備えられない可能性があるため、貯蓄はあったほうがよい
結論からいうと、貯蓄はあったほうがよいでしょう。今回参照したデータによれば、年金受給額と老後の生活費の平均額はほぼ同じくらいという結果でしたが、それだけでは突発的な出費や予期せぬ事態に対応するのは難しいかもしれません。 例えば、医療費や介護費、住宅の修繕費など、年齢を重ねるごとに必要になる可能性のある費用は年金だけでは賄いきれない場合があります。また、旅行や趣味など、生活にゆとりを持たせるための出費も考慮する必要があるでしょう。 そのため、年金で生活費を賄いつつ、貯蓄を持つことで予測できない支出に備えることができ、より安定した老後生活を送れるようになるでしょう。将来の安定を考えると、現役時代から少しずつでも貯金を積み立てておくことが大切です。 出典 金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降) 各種分類別データ(令和5年) 統計表の番号4 金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む) 総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要 II 総世帯及び単身世帯の家計収支 <参考4> 65歳以上の無職世帯の家計収支(二人以上の世帯・単身世帯) 表2 65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)及び65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の家計収支 -2023年-(19ページ) 厚生労働省年金局 令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況 II 厚生年金保険 (2)給付状況 表6 厚生年金保険(第1号) 受給者平均年金月額の推移(8ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部