映画『シサㇺ』の予告編で流れる曲は?
映画『シサㇺ』が、9月13日より全国でロードショー。封切りに先駆け、予告編が公開されています。 主演は『菊とギロチン』でキネマ旬報ベスト・テン新人俳優賞に輝き、阪本順治監督の『せかいのおきく』や北野武監督の『首』などの話題作に次々と出演し、著名な映画監督からの信頼も厚い寛一郎。蝦夷地に赴き、異なる文化や風習に触れることで、アイヌの持つ精神や理念に共鳴してゆく武家の若者を演じています。交易の旅に同行する彼の兄を三浦貴大、主人公の復讐相手となる男を和田正人、さらに、坂東龍汰、平野貴大、サヘル・ローズ、古川琴音、富田靖子、緒形直人、要潤などの豪華キャスティングも見逃せません。 脚本を手掛けたのは尾崎将也。本作では日本語とアイヌ語の台詞を混在させながら、現代社会における〈不寛容〉が暴力へと繋がってゆくプロセスを丁寧に紡ぎ出しています。監督は『タイムスクープハンター』や小説『ブルバスター』がアニメ化されるなど、多岐にわたる分野で活躍している中尾浩之。北海道の大自然を活かしたダイナミズムな演出によって、作品に重厚なトーンを生み出しています。 予告編で使用されている楽曲は、2007年に発売された中島みゆき(写真)の40作目のシングル曲「一期一会」です。初めて訪れるアイヌの土地で、そこに暮らす人々の異なる風習や文化に触れたことにより、己の人生を見つめ直してゆく主人公の心情が楽曲の世界観に完全にマッチすることから、プロデューサーの熱い願いにより本作の主題歌に決定しました。