【2024年PGAツアー総まとめ③】中盤戦からレギュラーシーズン閉幕までの、記録と記憶に残った試合をプレーバック
1月のザ・セントリーから始まった今シーズンのPGAツアー。レギュラーシーズン36試合とプレーオフシリーズ3試合の計39試合が先日のツアー選手権で終了した。9月からはレギュラーシーズン最終戦、ウィンダム選手権終了時点で71位以下の選手たちが、125位までの出場権を懸けて順位を争う秋季シリーズ(フェデックスカップ・フォール)8試合が行われる。2024年10月1日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では、2024年のPGAツアーを振り返った特集を組んでいるので「みんなのゴルフダイジェスト」読者にもお届け。今回は記憶に残った勝利を振り返ろう。 2024年ツアー選手権最終日・松山英樹のアイアン飛球線後方連続写真(撮影/Blue Sky Photos)
シェフラーの3連勝を阻んで初優勝「テキサスチルドレンズ・ヒューストンオープン」
優勝:シュテファン・イェーガー 3日目を終えて首位タイに5人、2打差までには12人が入る大混戦となった。シェフラーも首位タイにつけて3週連続優勝に王手をかける。18番を迎えて優勝争いは1打リードするイェーガーとシェフラーに絞られたが、シェフラーは1.5メートルのバーディチャンスにつけたものの、このパットを決められずにプレーオフに持ち込めず。ドイツ出身のイェーガーがPGAツアー初優勝を飾った。
マキロイが通算25勝を達成「チューリッヒクラシック・オブ・ニューオリンズ」
優勝:ローリー・マキロイ&シェーン・ローリー シーズン唯一のダブルス戦で、初日と3日目はフォアボール、2日目と最終日はフォアサムで行われた。ダブルス戦初出場となったマキロイは、シェーン・ローリーとペアを組んで出場。最終日、マルタン・トレーナー&チャド・ラミー組と並びプレーオフに突入。1ホール目をパーとして勝利。マキロイは2週間後のウェルズファーゴ選手権も制覇し、出場2試合連続で優勝。
シャウフェレ悲願のメジャー初優勝「全米プロゴルフ選手権」
優勝:ザンダー・シャウフェレ 2日目に車で警官の静止を振り切ったとして、シェフラーが一時拘束されてしまうも、約1時間後に釈放されて無事第2ラウンドをプレー。最終的に8位タイで大会を終えた。大会を制したシャウフェレは、初日に「62」を出して首位に立つと1度も首位を明け渡さず、追ってきたデシャンボーに1打差をつけて勝利。メジャー出場28試合目にして念願のメジャータイトルを手に入れた。