“90歳”草笛光子から学ぶ「年を重ねるごとに輝きが増す生き方」 90代のアスリート、「マクドナルド」クルーも活躍
歳を重ねるのは幸せなこと。新たなチャンスに出会える可能性に満ちあふれている
「九十歳。何がめでたい」がミリオンセラーとなったのは、佐藤さんが94歳の時でした。人生100年時代といわれる昨今、シニア世代に入ってから新たな挑戦をしたり、90代で好きなことに励んで人生を謳歌したりしている人は少なくありません。 例えば、90代にしてトライアスロンに取り組む現役アスリートの稲田弘さん、ファストフードチェーン「マクドナルド」の「クルー」として働く人もいます。 稲田さんがトライアスロンのレースに出場し、はじめて完走したのは70歳のときでした。過酷さが有名な「アイアンマン世界選手権」に出場し、87歳のときにギネス世界記録の認定を受けています。シニア世代が、現役世代と肩を並べて現場に立つ姿に、元気をもらっていたり、生き方のヒントをもらっている人もいるのではないでしょうか。 稲田さんたちのほかにも、80代ですが、77歳のときにDJをはじめたDJ SUMIROCKさん、iPhone向けゲームアプリの開発を80代になってからはじめた女性もいたりと、多くの人に勇気を与える存在になっている人たちもいます。 高齢になってくると「今から始めても…」「手も足も痛いし、動くのはだるい…」などと言い訳しがちです。確かに、年を重ねれば、疲れやすくなりますし、20代の若者と同じように体を動かすのは一般的に難しいでしょう。しかし、何かを始めるのに年齢は関係ありませんし、気持ちや行動次第では「できなくなったこと」が増えていくのではなく、「できるようになったこと」が日々増えていくものです。 自身の好きなことを突き詰め、周囲に迷惑をかけない範囲内でわがままに生きることでこそ輝き続けられるのでしょう。
オトナンサー編集部