「人を癒す授業の直後にリングのコーナーからダイブを浴びせ」元プロレス・赤井沙希 現役時代から美容を学び、選んだ人生の第二のリング
プロレスラー引退後のセカンドキャリアとして赤井沙希さんが選んだのは、エステサロンの経営でした。現役時代から専門学校に入学。人を癒す勉強をした直後に、プロレスでリングコーナーから飛んで相手を殴る蹴るという慌ただしい毎日で── 。(全3回中の2回) 【写真】想像を超えたビジュアル!施術準備をする「天使のような」赤井沙希さん など(全15枚)
■エステサロンは「魂の洗濯」ができる場所だった ── プロレスラー引退後はエステサロンの経営を始めました。セカンドキャリアに美容を選んだ理由を教えてください。 赤井さん:幼いころ、母親に連れられて行った百貨店1階の化粧品売り場の香りが好きだったんです。美容部員のお姉さんもピシッとかっこよくて。美容のお仕事はちっちゃいころからしたくて、中学時代の将来の夢は美容部員。中学のときにスカウトされて、その夢は叶わず。「美容の仕事は来世でするしかないか」って諦めていたんです。それが、コロナのときにめちゃくちゃ肌荒れをしてしまって。吹き出物ってひとつでもできるとテンションが下がりますよね。肌の悩みを持つ男性プロレスラーも知っていたし、肌が整うと心が整うことを知ってほしくて、美容の世界に足を踏み入れようと決意しました。
── 知名度のある赤井さんなら美容家などの道もあったと思います。エステサロンを選んだ理由は? 赤井さん:個人的に、疲れたらエステサロンによく行っていて。リラックスして、「魂の洗濯」をしていたんですよね。そこから一生懸命働いている人の隠れ家や避難所みたいな場所を作りたい、とエステサロンに決めました。ただ、今は芸能やDDT(赤井さんが所属していたプロレス団体)の裏方の仕事をしていることもあって、就職するのは難しいので、開業を目標にしました。エステサロンって資格がなくても開業できるんです。でもプロレスラーでタレントの赤井沙希がエステサロンを始めたところで、誰も信用してくれない。国際ライセンスの資格を取得して、いちエステティシャンとして信用を得るため、プロレスラー時代から美容専門学校に通っていました。