【写真：Getty Images】

　ロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手の代理人を務めるネズ・バレロ氏が、昨オフにドジャースと10年総額7億ドル（約1050億円）の超大型契約を結んだことについて言及し、その金額に至った経緯を説明した。米紙『USAトゥデイ』が報じている。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 　大谷は昨季終了後、ロサンゼルス・エンゼルスからフリーエージェント（FA）になった。そして、大谷を巡る激しい争奪戦が繰り広げられた末、最後に候補に残ったのはトロント・ブルージェイズやサンフランシスコ・ジャイアンツ、ドジャースの3球団だった。いずれも7億ドル近い契約金で交渉したが、最終的にドジャースが争奪戦を勝ち抜いている。 　当時を振り返り、バレロ氏は「私は、球団に翔平の本当の価値を理解してもらいたかった。チームが彼と契約するためにその金額を正当化するには、フィールド外でのチャンス、スポンサーやブランドを引き付ける彼の能力を本当に活用しなければならない。そして、記念品や珍しい品物で大騒ぎになる。それを価値として数値化する必要があった。我々のビジョンや、彼が組織にもたらす魅力を本当に理解していないチームもあった。彼らがその部分を理解していなければ、我々は同じ考えを持っていなかったことになる。結局は、彼らが理解したか、しなかったかのどちらかだ。そして、間違いなくドジャースは理解した。ドジャース（フロントオフィス）のマーク・ウォルターからスタン・カステン、アンドリュー・フリードマン、ロン・ローゼンまで、彼らは初日から私のことを理解し、価値も理解してくれた。彼らがどこにたどり着いたか、それを見ればわかるだろう」と語っている。