市川團十郎、父の襲名披露興行で激怒される「皆さまをにらむ前に、にらまれました」
歌舞伎俳優の市川團十郎が８日放送のＴＢＳ系「日曜日の初耳学」に出演。父の１２代目・團十郎に激怒されたエピソードを明かした。 父は３９歳で１２代目團十郎を襲名。当時７歳の團十郎も七代目・新之助を名乗り舞台に上がった。襲名披露興行で團十郎は刀をさし、三宝を持ち、にらむのが吉例行事。刀は代々伝わるもので「新之助、これを持てい」と呼ばれて、父に刀を持っていくのが役目だった。 ところが舞台裏で待っている時に「お弟子さんと遊んじゃって」、どこかに引っ掛けて刀が折れてしまった。裏方さんは顔面真っ青。大急ぎで２階にある似たような刀を借り、舞台で待つ父に持っていった。しかし父にはバレバレで「刀を持った瞬間、皆さまをにらむ前に、にらまれました」と笑って明かした。 さすがに反省し、父の激怒っぷりは「久しぶりにすごかった」というが、内心「子供が歩いてつっかえたくらいで折れるような刀を持たせるな」と反抗心も。自分が團十郎を襲名した際に「子供が持とうが折れない刀に作り替える」と決め、鉄製のものに替えたと話していた。
報知新聞社
