センバツ子ども入場料金、一部値下げ 23年春から
第95回記念選抜高校野球大会(3月18日開幕、阪神甲子園球場)を主催する毎日新聞社と日本高校野球連盟は13日、今春のセンバツから入場料金を一部値下げすると発表した。全席指定席で、外野指定席(700円)に新たに子ども料金(4歳以上小学生以下)を設定し、100円とする。一・三塁指定席の子ども席は1300円から1200円に引き下げる。 【振り返る歓喜の瞬間】センバツの覇者たち 同日、大阪市内であった第2回運営委員会(委員長=宝馨・日本高野連会長)で承認された。入場料金の一部値下げは、野球の未来を担う子どもたちに気軽に甲子園で野球を見る機会を増やし、野球振興につなげるためという。アルプス席の一般販売も第91回大会(2019年)以来4年ぶりに復活し、1200円とした。 27日に開催される選考委員会は3年ぶりにすべて対面で実施される。これまで行われていた選出校への電話連絡はせず、主催者は「都道府県連盟が推薦する段階で、選出された場合は大会に出場するという承諾を推薦校から事前にいただいているため」と理由を説明した。選考委員会の模様は大会公式サイト「センバツLIVE!」でライブ配信される。 3月10日の組み合わせ抽選会は出場校の主将が参加して対面で行われ、同18日の開会式は4年ぶりに全出場校の選手らが参加して開催される予定。甲子園練習は今回も実施しない。 21世紀枠9校と都道府県高野連からの推薦校126校の計135校が出場候補校として承認された。デザイナーの佐川明日香さんが制作した優勝、準優勝、参加章の各メダルも決まった。 また、第94回大会決算の修正も承認された。消費税を二重計上していたことなどにより支出合計が2億5898万5429円となり、195万7913円減少した。【大東祐紀】