大学を卒業した娘の「袴」。もう着る機会もないでしょうし、売ってもよいでしょうか?また、どれだけの値段になるでしょうか?
大学の卒業式で着用した袴は、その後なかなか着る機会もなく、売ってしまおうかと考える方も多いでしょう。その際、どのくらいの金額で買い取ってもらえるかが気になるところです。 本記事では、買い取り価格に影響するポイントや買い取りを行っている業者、高く売るためのコツなどを紹介します。
袴の買い取り価格は素材や状態によって変動する
買い取り価格は素材や柄、状態によって大きく変動します。高級な素材や人気の柄であれば高価買い取りが期待できますが、シミや汚れがあるなど状態が悪ければ買い取り価格は下がってしまうでしょう。種類や状態によって買い取り価格は大きく変わり、状態が良ければ1万円以上で買い取ってもらえることもあります。 一方で状態が悪ければ1000円ほどの査定額となるケースもあるなど、その差は歴然です。状態が良いことに加えて有名ブランドや流行りのデザインが施された袴であれば、査定額も高くなるでしょう。
袴の買い取りをしてくれる業者
ここでは、袴を手放す方法を紹介します。複数あるため、自分に合った方法で買い取りを依頼しましょう。 ■リサイクルショップ 多くの地域に店舗を構えているため、売りに出しやすいメリットがあります。しかし、着物を専門として取り扱っているわけではないため、着物の適正な価値を判断できる査定士が店舗にいない可能性がある点に注意が必要です。 着物の価値は、素材や製作者、産地、丈の長さなどさまざまな要素が組み合わさって決まります。そのため、知識を持っていない査定士では価値を正しく判断できないかもしれません。知識と経験不足から、本来の価格よりも安い査定額を提示されるリスクがあります。 また、洋服の価格を重量査定で計算する店舗もあります。袴も同様に重量査定で買い取られてしまい、本来の価格より安く売却することになるかもしれません。 ■着物の買い取り業者 袴を手放すなら、着物専門の買い取り業者への依頼がおすすめです。着物の知識や査定経験豊富な査定士がいるため、適正な価格で買い取ってもらえるでしょう。 着物の買い取り業者は、人気の柄やブランド、作家、トレンドなどを把握しています。そのため、知識不足や経験不足が原因で、不当に安い査定額をつけるといったことはないでしょう。人気の袴であれば数万円の価値が付く可能性もあるため、近くに着物の買い取り業者がある場合は、一度査定してもらうとよいでしょう。 ■オークションやフリマアプリ 自分で価格を決められるメリットがありますが、出品や発送準備をすべて自分で行う必要があります。時間や手間がかかるうえに、価格が高すぎるとなかなか買い手がつかない可能性もあるでしょう。 出品する際は、アプリ登録から撮影、商品説明文の作成、購入者が現れたあとは梱包して発送する必要があります。出品作業に慣れていない人にとっては負担が大きいでしょう。また、手数料が引かれるため、出品の際には引かれる金額を考慮して価格を決める必要があります。