母が「開運グッズ」をたくさん買うようになりました。シニア世代の女性がハマるイメージがあるのですが、実際はどうなのでしょうか?
開運グッズを集めたり開運するための習慣があったりする方は、多くいるでしょう。 雑誌やWeb広告にはさまざまな種類の開運グッズが掲載されており、実際に買ったり生活に開運の習慣を取り入れたりしている方もいると思われます。 しかし、その一方で高額な開運グッズも多く、大丈夫かと心配する人もいるでしょう。本記事では、シニア女性が開運グッズにかける費用や効果、注意点などを紹介します。 ▼年金が「月10万円」で老後が不安…持ち家で「貯金」と「退職金」があれば大丈夫? 生活費を試算
50代以上女性の約75%が開運習慣を取り入れている
株式会社ハルメクホールディングス(東京都新宿区)が、50~84歳の女性537名を対象に実施した「シニア女性の開運に関する意識と実態調査」(調査実施日:2022年11月25~28日)によると、何らかの開運習慣を取り入れている割合は全体の74.9%でした。 開運の習慣の一例としては、「お守りを身に着ける」「パワースポットに行く」「お札を飾る」「風水を取り入れる」などが挙げられています。なお、開運の情報を得る手段はWebサイト・SNSが36.3%と最も多く、本や書籍が36.1%と続きます。 また、開運習慣を取り入れている人が開運にかける費用は、平均で年間1万1550円との調査結果も出ました。趣味にかけるお金が年に1万円代ならば、家計に深刻な影響は与えにくいといえるでしょう。 ■開運活動を行っているシニア女性は幸福度が高い傾向 同調査では、「感謝の気持ちを伝える」「物事をポジティブに捉える」「笑顔でいることを意識する」など、自身の気持ちの持ち方についての習慣を心掛けている人は、幸福度が高いという結果も出ました。 開運活動のなかには「あいさつをきちんとする」など、人とのコミュニケーションを高める習慣もあります。そのほか、「玄関をきれいにする」など掃除を推奨する習慣もあるため、開運活動を行っていると生活が整ってくるメリットもありそうです。 ■関心の高いテーマは「健康運」と「金運」 一口に「運」といってもさまざまな種類がありますが、同調査によるとシニア世代の女性たちの特に関心の高いテーマは「健康運」と「金運」でした。 年齢が高いほど、健康への関心が高まるとの結果も出ています。年を取るほど、健康で経済的に安定した生活の重要性が分かってきます。自分の努力ではどうにもならないことを開運でなんとかしたい、と考えている方も多いのでしょう。