由布市が19日から挾間町で低速電動車の実証実験 町内2コース運行、中心部での公共交通のニーズ把握へ
大分県由布市は、挾間町中心部での公共交通ニーズを把握するため、19~22日、町内2コースで市が所有する低速電動車を走らせる実証実験を実施する。 町内ではコミュニティーバスが週2回、8コースで各往復1便を運行している。中心部の医療機関や市役所挾間庁舎、商業施設などを利用する人が多いが、復路便までの待ち時間が長いといった声が寄せられているという。 実証実験では「医療機関に立ち寄った後に買い物に行く」などバスで中心部を移動する需要があるかを検証する。 19、22日は同町小野の谷郵便局前から同町北方のイオン挾間店までを往復する「谷コース」を1便。同町赤野の丸田停留所から由布川交流センターを経由し、イオン挾間店までを往復する「由布川コース」を2便運行。 20、21日は「谷コース」を2往復、「由布川コース」は1往復となる。乗車は無料。市職員が乗客にアンケートでニーズなどを聞き取る。ルートや時刻表は市のホームページに掲載している。 低速電動車の「ノルク」は9人乗りで、時速20キロ未満で走る。市総合政策課は「コミュニティーバスの利用促進に向けて調査したい。低速のバスが走るが理解と協力をしてほしい」と呼びかけている。