カビ、蚊、コバエ、ダニは6月から増えてくる!? 観葉植物をカビや害虫から守るには?発見したときの対処は?
カビ・虫対策(2):定期的な掃除
室内の掃除をこまめにすることもカビや虫対策には大切である。家具の裏側や壁の隅などはカビが発生しやすい場所なので清潔さを保つようにしよう。家具やカーテン、家電製品などが壁に近いと感じたら、壁から離して配置する。これによって風通しが良くなり、カビの繁殖を防ぐことができる。 他にも重点的に掃除しておきたいのは排水溝やゴミ箱周辺などだ。ゴキブリは、生ゴミや汚れが大好物のため、きちんと処理しておこう。コバエの対策にもなる。ゴミを片付けて虫が隠れやすい場所を減らすことが、虫の発生を抑えることに繋がる。 甘いものや油分の多い食べ物は様々な虫にとって好物である。虫は食べ物に寄ってきやすいため、密閉容器に保管することで侵入を防げる。また、食べ物は置いたままにせず、早めに冷蔵庫などに入れよう。
観葉植物のカビや虫に注意
カビや虫に気をつけたいのは、食べ物や室内のスポットだけではない。観葉植物を育てているなら、蒸し暑い季節は植物の管理がより大切になってくる。 湿気は観葉植物にとっても大敵だ。カビや虫の発生原因となり得るため、置き場所に配慮する必要がある。風通しの良い場所に置くことで、湿気がこもるのを防ぐことができる。
観葉植物にとって快適な温度・湿度は?
観葉植物の種類にもよるが、一般的には気温が15度~25度、湿度は40%~60%の範囲内で多くの植物が健康に育ちやすいとされている。 湿度が40%未満だと植物は乾燥しやすく、葉が枯れたりする可能性がある。一方で、湿度が60%を超えるとカビの発生リスクが高まるので注意が必要だ。 植物にとって快適な温度や湿度を保つために、温度計や湿度計を用意して管理するのがおすすめだ。ただ、観葉植物の最適な温度や湿度は、その植物の自生地によっても変わってくる。このため、育てている観葉植物の自生地が、湿度が高めの熱帯や亜熱帯地域なのか、雨の少ない乾燥している地域なのかなど知っておくとより良い。
適切な水やりで防カビ・防虫
観葉植物のカビの原因の1つに水のやり過ぎがある。土の表面が乾いてから水やりをしよう。植木鉢は鉢底穴のあるものを使用すると、水やりによる余分な水分を排出してくれる。 また、肥料のやり過ぎは必要以上の栄養を与えてしまうことになる。カビは水分や栄養をもとに繁殖してしまうので注意したい。