「スターへの憧れを食い散らかされた」ジャニーズ性被害の石丸志門さん スマイル社との裁判控え、思いを吐露
●「残りの人生を取り戻せる補償を」
スマイルアップが起こした裁判の第一回口頭弁論は12月20日にさいたま地方裁判所で開かれる予定だ。石丸さんは代理人弁護士をつけず、自ら出廷して裁判に臨むつもりという。 「完全に弱いものいじめですよ。完膚なきまでに叩き潰そうとしているのだと思います。僕はこれまで(スマイルアップ社に)賠償額が1800万円というなら、それ以上払えない根拠を示してほしいと何度も伝えてきました。先方から合理的な説明があればどんな金額であれ受け入れる覚悟もあります」 取材の終盤、うつ病の薬や睡眠薬、電子タバコの箱が置かれた机の前で石丸さんはこう語った。 「裁判のことを考えるとなかなか気分が落ち着きません。ジャニー喜多川氏の性加害によって病気になり、とても働ける身体じゃなくなった。将来設計なんてまったくできない。壊されてしまった人生の残りの半生をせめて取り戻せるだけの補償をすべきなんじゃないでしょうか」