【ヤクルト】ドラフト1位右腕が入寮で持ち込んだお手製グッズとは「相棒というか思い入れがあります」
ヤクルトのドラフト1位右腕・中村優斗投手(愛工大)が6日、埼玉・戸田市の選手寮に入寮。その手にはグレーのパイプがあった。 長さ約40センチ、直径約10センチほどの塩ビパイプは大学2年の時、ホームセンターで購入した500円の既製品。それまで筋肉のこりをほぐすためにストレッチポールを使っていたが、友人の勧めもあってパイプを使用するように。肌に密着させるために白いビニールテープを交差させて張り巡らせた。使い始めて3年。「もうボロボロなんですけれど、ずっと使ってきて自分自身のコンディションを整えながら(球速の)スピードアップをしてきました。プロに入ってもコンディションが一番大切。自分の中で一番の思い出というか相棒というか。思い入れがあります」としみじみ。風呂上がり、練習前に約1時間ほど全身にパイプを転がすようにあてて筋膜をほぐしてきたが、プロ入り後も継続していくつもりだ。 年末年始は郷里の長崎で過ごしたが、しっかりと体を動かして8日からの新人合同自主トレに備えた。初詣では「この1年間、けがなくやり切れるように」と祈願。開幕から先発ローテーション入りが期待される最速160キロ右腕が“相棒”のサポートも得て持てる力をリリースする。
報知新聞社