兵庫知事選、稲村氏陣営のXアカウント凍結で刑事告訴へ 組織的に一斉通報か
兵庫県知事選に立候補し落選した稲村和美氏(52)の後援組織「ともにつくる兵庫みらいの会」は選挙期間中に同会のX(旧ツイッター)のアカウントが2回凍結されたとし、偽計業務妨害などの容疑で22日にも兵庫県警に刑事告訴する方針を固めた。「規約違反の投稿はなかったが、『違反だ』とする大量の一斉通報が組織的になされたと推測される」と主張している。 【動画】斎藤知事「謙虚な心抱き一からスタート」 同会は知事選告示後の5日、稲村氏を応援するアカウント「ともにひょうご」を開設。稲村氏の様子や選挙運動のこぼれ話などを投稿していたが、6日にアカウントが凍結された。 Xの公式サイトによると、攻撃的な投稿などルール違反の報告があった場合にアカウントを凍結することがあるという。 同会は弁護士とともに確認し、違反するような投稿はなかったとしている。作り直したアカウントも12日に再び凍結された。陣営は選挙後、「アカウントが凍結されたため伝えたい内容を発信できず痛手だった」と振り返っていた。神戸新聞社はXの日本での運営法人に問い合わせたが、回答はなかった。