<坂口健太郎&イ・セヨン>愛は「終わらない」「信頼や絆に変わって続いていく」 「愛のあとにくるもの」でW主演
◇国籍、言葉が違っても目標に向かって一つになれる
--イ・セヨンさんは、日本語のせりふがたくさんあって坂口さんより話す量が多かったそうですが、特に苦労した点はなんですか?
イ・セヨンさん:「まだ大学院に行く準備をしているんです」「まだわかりません」など、「まだ」で始まるせりふがたくさんありました。「まだ」の後に、ほかのシーンのせりふを言ってしまうことがあって、よくNGになりました。
リリー・フランキーさんと一緒のシーンでも同じようなことがあって、決して明るい状況設定での撮影ではなかったんですが、私がとんちんかんなことを言っているので、スタッフの皆さんや日本語の先生を笑わせてしまいました、
--坂口さんは韓国のドラマ撮影は初めて。違った点などはありましたか?
坂口さん:日本と大きく違うことはありませんでした。ただ、監督が日本チームと撮影をした時に、日本の繊細さとか細やかさを感じたとおっしゃっていました。
僕が撮影前に気にしていたのは言葉だけだったんですよね。日本の現場で培ってきたものが、コミュニケーションが取れないと発揮できないなとは思ってたんですけど、実際にやってみると、韓国チームのスタッフさんが僕の言葉を理解してくれようとすごく動いてくれてたので、不安感とかそういうものはすぐなくなりました。
イ・セヨンさん:日本の撮影チームも、韓国の撮影チームも、そして私たち俳優も、かなえたいと思っている目標は一つですよね。だから、 そこに向かって一緒に進んでいくので、絆も深まったと思いました。国籍が違っても、言葉が違っても一つになれるんだな、と。
--愛の“後”にくるものはなんだと思いますか?
坂口さん:非常に難しい。以前は愛の後に来るものは後悔って考えていました。でも、別に愛が“終わった”後とは聞かれてないじゃないですか。ただ「愛の後」って言われてるだけなのに、終わったことを想像していました。