Web・インターネット系広告業界とは?仕事内容と魅力、将来性、トレンドを紹介【志望動機の例文あり】
Web・インターネット系広告業界のビジネス
ここでは、Web・インターネット広告に特化した企業のビジネスについて解説します。 ■Web・インターネット広告代理店のビジネス 広告主となるクライアント企業の広告運用を代理で行うビジネスを展開しています。Webを駆使したマーケティング活動を強みとし、さまざまなWeb媒体への広告の出稿に加え、Web媒体を活用する広告プロモーションのプランニングから制作まで手がけるケースもあります。 また、Web・インターネット広告代理店には、親会社など、特定の企業のWeb広告制作を手がける企業もあり、ハウスエージェンシーと呼ばれています。しかし、昨今は、そのほかの企業の依頼を受けるハウスエージェンシーも登場しています。 ■アドネットワーク事業者のビジネス 運用型広告「アドネットワーク」の領域に特化し、数多くの広告媒体サイトを集結させるプラットフォームを構築して、広告主や広告代理店の要望に合わせたWebメディアへの広告配信を行います さまざまなWebメディアの広告枠では「入札(オークション)」が行われ、「入札額」に加え、広告の品質や誘導先の内容など、総合的な面から広告枠に配信する広告主を決定します。 その際、アドネットワーク事業者は、「入札額=いくらで広告を配信するか」「広告枠=どこに掲載するか」「ターゲット=誰に向けた広告か」などの点を細かく調整しながら運用していきます。 アドネットワークを利用して配信する広告としては、「ディスプレー広告」が挙げられ、テキストベースや画像ベース、動画ベースなど、さまざまな形態があります。アドネットワークを活用することで、多くの媒体に一括して広告を配信できるようになるため、工数削減や広告パフォーマンスの最大化を実現することが可能です。 しかし、その一方、特定の媒体を指定することができないという面もあります。 アドネットワーク事業者のプラットフォームの規模・特性はさまざまです。大手検索エンジンの系列企業として数百万もの媒体と提携している企業、大手がアプローチできない特定領域のターゲット層への配信を強みとする企業などもあります。 ■メディアレップのビジネス 先にも述べた通り、メディアレップは「広告枠の卸問屋」のような存在です。 最も代表的なビジネスは、「純広告」の販売で、「運用型広告」を扱うアドネットワーク事業者とはまた違う立ち位置と言えます。 「純広告」とは、広告主がWebなど媒体の広告枠を買い取って掲載する広告を指します。具体的には、特定のWebメディアの掲載枠へ、一定の期間や広告表示回数に対し、料金を支払って掲載する広告のことです。 メディアレップは、広告主・広告代理店の要望に合わせ、数多くのWebメディアの特性を把握した上で、広告枠の管理・提案を行います。 また、Webメディアにとっては、メディアレップに掲載広告の管理・販売を代行してもらえるメリットがあります。そのため、関係性の深い特定のメディアレップに、ニーズの高い純広告枠の取り扱いを任せているWebメディアもあります。 ただし、メディアレップがリアル広告枠の管理・販売を手がけるケースもあれば、Web・インターネット広告代理店がWebメディアの純広告の販売を手がけるケースもあるため、ビジネス領域の線引きは曖昧になっている状況があります。