「将棋の日」の式典で長年活躍の棋士らを表彰
東京の将棋会館で「将棋の日」表彰・感謝の式典が行われ、長年、活躍を続ける棋士や新たにプロ入りした棋士らが表彰されました。また、将棋の普及に貢献したとして、警察大学校に感謝状が贈られました。 江戸時代、毎年、将軍家の前で将棋が指される「御城将棋」が幕府の年中行事として定められていましたが、この御城将棋が行われる11月17日を、日本将棋連盟は「将棋の日」としています。 この日の前後にはファン感謝デーなどが行われていますが、19日、東京の将棋会館では棋士や関係者らの表彰が行われ、通算1000勝を上げた丸山忠久九段や、プロ棋士25年目を迎えた渡辺明九段に表彰状が贈られました。 また今回は、将棋の普及などに貢献した個人や団体に送られる感謝状が、警察の幹部教育や警察業務の研究などを行う警察大学校に贈られました。 日本将棋連盟によりますと、警察大学校では、警察業務の研究の一環として将棋を学ぶ機会が設けられていて、棋士を講義などに派遣していますが、講義をうけた警察官が各地に戻った後に将棋教室を開いた実績があるということです。