『帰ってきた あぶない刑事』のロケ地を歩いてみない? タカとユージになりきって港町ヨコハマめぐり【映画ロケ地巡礼】
山下公園&氷川丸
横浜といえばここ、と言えるくらい有名な山下公園と、そこに係留されている日本郵船氷川丸。横浜港を目の前に天気の良い日の散歩には最適。「あぶ刑事」の世界には何度も登場。1998年の映画『あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE』では氷川丸からタンカーを2人で押し返す、という荒業(!?)も披露された。ちなみに氷川丸は大人1名300円で入館見学することができる。
山下橋
山下公園~横浜マリンタワーを後手に見ながら、横浜主要地方道路82号沿いを歩いて中村川に向かえば、首都高速神奈川3号狩場線手前の交差点に、こじんまりとした橋が見えてくる。ここは1作目の映画『あぶない刑事』で菅田 俊演じる豹藤との追跡劇が撮影された場所だ。
元町~中華街
山下橋から歩いてすぐで、みなとみらい線の元町・中華街駅が見えてくる。そこからが元町ショッピングストリートの入口だ。ここは「あぶ刑事」シリーズ定番のロケ地域。土屋太鳳演じる彩夏が母親の形見=翡翠の指輪を鑑定する宝石店シルバー・オーノもこの商店街にある。元町から中村川に何本もかかる橋を渡れば、そこは異国情緒あふれる中華街。岸谷五朗演じる飛龍の根城はこの街に。タカ&ユージたちの聞き込みや、賊との追跡劇などに定番のロケ地。近年はインバウンドの影響で観光客が激増中。食べ歩き、占いの店も増えている。
関内~伊勢佐木町~福富町
関内駅から伊勢崎モール~福富町へと続く通り。特に福富町は横浜の歓楽街のひとつ。1980年代は横浜市内で最も風俗店が多い町だった。現在は韓国系飲食店が増え、コリア・タウンが形成されている。飛龍がかつてオーナーを務めていたグランドキャバレー、カプリアイランドはこの町にあった。夜になると昼間とはガラリと雰囲気が変わり、いわゆるいかがわしさが増してくるので、若い女性だけで散策するのはあまりオススメしない。個人の判断と責任の上で出かけてほしい。 * * * 桜木町駅から福富町まで、ぐるっと1日で歩ける距離と範囲内(大体2万歩くらい)。触りだけだが「あぶ刑事」のロケ地を巡ってみた。まだまだディープなスポットは横浜には隠れている。何度か足を運んで慣れてきたら、マニアックな店や場所を探したり、路地裏散策をしてみるのも楽しいのではないだろうか。 ※注:ロケ地になった場所は全てが自由に出入りできるとは限りません。訪れる場合は周辺地域・住民の方々の迷惑にならないよう、節度ある行動をお願いします。