エヌビディア株急伸、好調な売上高見通しがAIブームの強さ示唆
エヌビディアは1対10の株式分割と、四半期配当を150%増の1株当たり10セントにすることも発表した。
AI関連企業の株価も連れ高となり、スーパー・マイクロ・コンピューターやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、デル・テクノロジーズはいずれもエヌビディアの決算発表後に上昇した。
2ー4月期の部門別売上高は、主力のデータセンター部門が226億ドル。ゲーム用チップは26億ドルだった。アナリスト予想はデータセンター部門が210億ドル、ゲーム部門は26億ドルとなっていた。
同社は自社技術の販路を大手クラウドコンピューティング・プロバイダー以外にも拡大したい考えを強調した。フアンCEOは、AIが消費者向けインターネット企業や自動車メーカー、バイオテクノロジー、ヘルスケア関連の顧客に普及しつつあると指摘した。
さらに、国が独自のシステムを開発するソブリンAIと称されるトレンドもみられることから、こうした機会がクラウドサービス・プロバイダー以外にも、数十億ドル規模の市場を複数生み出していると述べた。
フアンCEOはまた、次世代チッププラットフォーム「Blackwell」が現在、フル生産体制にあると説明。何兆ものパラメーターを扱える生成AIの基礎を築くものだとし、「われわれは次の成長の波に向けて態勢を整えている」と同CEOは述べた。
原題: Nvidia Stock Surges as Sales Forecast Delivers on AI Hopes、Nvidia Rallies Anew After Rosy Forecast Shows AI Boom Is Strong(抜粋)
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Ian King