ハウスメーカーの家に住んで5年、採用しなくて正解だった間取り&設備4つ
2.トイレ内も手洗場:約8万円カットに、掃除の手間も減った
1階のトイレは、タンクレストイレを希望していました。そこで悩んだのが、トイレ内の手洗いスペースです。 通常ならタンクレスのため、別途手洗いスペースが必要となります。しかし、トイレ内に手洗い場を設置すると、費用も掃除の手間も増えてしまいます。 夫婦共働きのわが家としては、費用だけでなく手間もなるべく減らしたい。そう伝えたところ、設計士が提案してくれたのは、洗面室の隣にトイレがある間取り(写真の左の戸がトイレ)です。 トイレのあとは、すぐ隣の洗面台で手が洗えるのでスムーズ。費用もカットできました。さらに、洗面室と脱衣室を別にしたことで、脱衣室のドアを閉めておけば、ごちゃつきを隠せます。ですから来客にも、気兼ねなく使ってもらうことができます。 もしトイレ内に小型の手洗い場を設置すると、約8万円必要でした。そのぶんのコストダウンも実現できました。使い勝手がよく、来客におほめいただくことも。大満足の間取りです。
3.バルコニー:実家の苦い思い出から不採用。40万円カットに
ハウスメーカーの担当者に聞いたところ、バルコニーをつくると、坪単価の約半分の費用が発生するとのこと。 イスを置いて憩いのスペースにするにしろ、夏場に子どもを遊ばせるプールを置くにしろ、それなりの奥行きが必要です。でも、大きくすればするほど、建築費はアップしてしまいます。予算内に収めようと、狭いバルコニーをつくっても、活用するイメージがわきませんでした。 それにバルコニーには苦い経験が。実家には大きなバルコニーがありますが、全然活用されていません。それでも汚れはたまるため、定期的な掃除は必要です。実際、年1回くらいはバルコニーの掃除に駆り出されていました。 ということで、当初の間取りにはバルコニーがありましたが、早い段階で不要だと判断。わが家が契約したときの坪単価をもとにすると、約40万円の削減となっています。 また、将来的に必要となる、防水処理などのバルコニーのメンテナンス費用がいらなくなったこともメリットだと感じています。 共働きで、洗濯物はすべて室内干し。実際に暮らし始めて、バルコニーがないことで、困っていることはありません。