田中恒成「僕のおばあちゃんも鮮やかな…」挑戦者のパープル髪“威嚇”にけん制
ボクシング世界4階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級王者の田中恒成（29＝畑中）が、祖母仕込みの威嚇対策を明かした。 14日に同級6位プメレレ・カフ（30＝南アフリカ）との初防衛戦（東京・有明アリーナ）を控えた11日、都内のホテルで会見に臨んだ。 左隣に座る相手の印象を問われ「おしゃれなカフって書いた服着ている」と、白地に黄色い文字で「CAFU」と書かれた服を指摘。さらに、帽子をかぶる相手に「髪の毛、紫ですよね？」と質問。うなずくのを確認し「僕のおばあちゃんも鮮やかなパープルに髪を染めている。見慣れているから威嚇にはならない」とけん制した。 その後の質問には真剣な表情で回答。「スピード感のある、熱い戦いをすることに集中したい」と宣言した。 この試合に勝利した先には、雪辱の舞台を希望する。20年大みそかに、当時WBO世界同級王者の井岡一翔に挑み、8回TKO負けした一戦を回顧。「僕には1敗がついている。その負けから成長して、この階級で改めて強さを示せる相手と戦うことが目標」と見据えた。【飯岡大暉】
