尾上菊五郎「かわいい孫たちが一生懸命立ち回り。うまくなってきたね」1・27まで初春歌舞伎
尾上菊五郎(82)尾上菊之助(47)らが7日、東京・初台の新国立劇場で、国立劇場主催の初春歌舞伎公演「通し狂言 彦山権現誓助剣」(27日まで)の終演後、取材に応じた。 菊五郎は「皆さまあけましておめでとうございます。お正月の芝居は、初台の新国立劇場から『彦山権現誓助剣』、大悪人をあだ討ちして、大詰にはかわいい孫たちが一生懸命に立ち回りをいたします。どうぞ皆さま、初台へ足をお運びくださいませ」とあいさつした。 菊之助の長男丑之助、寺島しのぶの長男尾上眞秀のほか、中村梅枝、中村種太郎、中村秀乃介と、子供たちも、立ち回りを終えてすぐの衣装で取材に応じ、菊五郎は「だんだんうまくなってきたね」と笑みを見せた。 5月に菊之助が8代目菊五郎を、長男丑之助が6代目菊之助を襲名する年が始まった。 菊之助は「1日1日を大切に過ごしておりまして、5月に向けて2人で一生懸命稽古を積んでいるところでございます」と言うと、丑之助は「同じです。じわじわと緊張しています」。 坂東楽善、坂東彦三郎、中村時蔵、中村萬太郎、市村竹松、市村光、上村吉太朗も出席。