「今しか見られない」4車線化の架設工事が進む『はつかいち大橋』 地域住民などが工事現場を間近で見学
中国放送
広島市と廿日市市の湾岸を結ぶ「広島はつかいち大橋」の4車線化に向けた工事が進んでいます。26日は見学会が開かれ、地域の住民などが参加しました。 【写真を見る】「今しか見られない」4車線化の架設工事が進む『はつかいち大橋』 地域住民などが工事現場を間近で見学 広島はつかいち大橋は、4車線化に向けて現在ある橋の南側に新たに2車線分の橋げたの架設工事が行われています。 坂本可織 記者 「はつかいち大橋西側の廿日市市市街側から広島市中心部側をのぞめる場所に来ています。こうして近づいてみると、かなりできあがっているのが分かり、橋の開通に向け着々と工事が進められているのが分かります」 橋の役割などを知ってもらおうと開かれた見学会には、地域住民など約40人が参加しました。参加者たちは長さ120メートルのクレーンに吊された約700トンの橋げたが設置のためにミリ単位で調整されている様子を見学しました。 見学会に参加した人たち 「大学で土木のことを学んでいて、近くで工事があると聞いて興味を持ってきた」 「つなぎ目の部分はなかなか直接見ることができないと思うので、断面図は見られるかもしれないが、架設途中の今しか見られないと思うので貴重でした」 「クレーンが見えて、とっても高かった。大きくて重いものが吊れそうだと思った。とにかくかっこいい」 橋が開通すると慢性的な交通渋滞の緩和や物流の効率化などが期待できるということです。 広島県 広島港湾振興事務所 廣中伸孝 所長 「多くの人に見てもらい、工事の関心の高さをあらためて知りました。残された工事も確実に安全を最優先に施工を進めていきたい」 すべての橋げたの設置が終わるのは7月末の予定で「広島はつかいち大橋」を含めた1.3キロの区間の4車線化の工事は、全体の9割程度が終わっているということです。
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