「いなくなっちゃうのはさみしい」H2Aロケット最終号機が種子島に到着 最後の輸送見守る
南日本放送
今年度中に打ち上げられる予定のH2Aロケットの最終号機、50号機の機体が、種子島に到着しました。 【写真を見る】「いなくなっちゃうのはさみしい」H2Aロケット最終号機が種子島に到着 最後の輸送見守る H2Aロケット50号機は、30日、愛知県から南種子町の島間港に到着し、陸揚げされました。 H2Aロケットは、2001年から23年に渡り日本の主力ロケットとして打ち上げられてきましたが、打ち上げ費用がおよそ100億円と、世界水準より3割ほど高いことから、今回の50号機で運用を終了し、コストがおよそ半分の新型・H3に引き継がれます。 最後となる50号機を積んだ輸送コンテナには、打ち上げ関係者から種子島の住民へ向けた感謝の言葉が書かれていて、陸揚げされたあと種子島宇宙センターへ運ばれていく機体を島の人たちが見守りました。 (島民) 「ずっと2001年から打ち上げてきたけれど、いなくなっちゃうのはさみしい」 「時代の変わり目のロケットを見られて幸せ」 「H2が終わっても、新しい良いロケットを開発してほしい」 H2A50号機には、地球の温室効果ガスなどを観測するJAXAの技術衛星が搭載される予定です。
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