【MLB】 カブスが接戦でタイガース下す 試合前に守護神DFAも、ブルペン無失点リレー 鈴木は無安打
【タイガース1-3カブス】@リグレー・フィールド
日本時間8月21日、ナ・リーグ中地区3位のカブスは、ア・リーグ中地区4位のタイガースを本拠地に迎えての3連戦がスタート。初戦は先発ハビアー・アサッドが5.2回1失点と試合を作り、カブスが3対1の接戦を制した。好投のアサッドは6勝目(3敗)。対するタイガースは3投手によるブルペンデーを敢行するも援護がなく、2番手ブライアン・サモンズに1敗目が付いた。カブスの鈴木誠也は3打数無安打に終わった。 【動画】カブス・ベリンジャーの勝ち越しタイムリー 先制点を掴んだのはタイガースだった。2回、マイナーから戻ってきたばかりのスペンサー・トーケルソン、新人のジェイス・ヤン、ディロン・ディングラーに三連打が飛び出して1点を先制。さらに5回表にも先頭のディングラーが三塁打で出塁し、好機を演出する。しかし、ここはカブス先発のアサッドが三者連続三振に抑え、無失点で切り抜けた。アサッドの三者連続三振を契機に流れはカブスに傾き、直後の5回裏に4番コディ・ベリンジャーが二死1・2塁からタイムリー二塁打を放ち、逆転に成功する。 カブスはその後、6回にも7番ダンズビー・スワンソンの10号ソロで3点目の追加点。アサッドから引き継いだブルペンも無失点で繋ぎ、そのまま3対1で逃げ切った。試合前、今季17セーブを挙げながら、調子を落としていた守護神ヘクター・ネリスをDFAする大胆な決断を下したカブスだが、新守護神と目されるポーター・ホッジらが奮起した。 また、タイガースのハビアー・バエズは4年ぶりに古巣シカゴのリグレー・フィールドに帰還。カブスファンは2016年の世界一に貢献し、黄金期を形成したかつての人気者に惜しみないスタンディングオベーションを送った。 カブスの鈴木誠也は「3番・DH」でスタメン出場したが、3打数無安打1四球1三振に終わった。例年調子を上げてくる後半戦で、今季はここまで打率.245、OPS.765と、前半戦と比べるとやや出足が鈍っている。