歴史変えたメダリストの新たな挑戦!佐藤大宗選手が挑むオブスタクルのポイントは“左手”!?「まだまだ若手にはその座を渡さないぞと」 【挑戦2025】
「挑戦2025」ことし夢に挑む人たちをシリーズで紹介します。 1回目はパリオリンピックで歴史を変えた近代五種銀メダリスト、青森市出身の佐藤大宗選手です。
パリオリンピック近代五種で日本人初のメダルを獲得した佐藤大宗選手。 パリオリンピックの活躍で県民栄誉賞も受賞しました。 ★近代五種銀メダリスト(青森市出身)佐藤大宗選手 「青森に帰ったときはニュースを見て下さっている方が多いので、佐藤選手と声をかけてくれる方が多いのでそこに関しては感謝しかない」 先月佐藤選手が所属する東京都練馬区の自衛隊体育学校を訪ねました。 自衛隊体育学校はオリンピックでメダルを取ることが任務のひとつです。 この日の練習で使っていたのは見慣れない器具・・・ ★近代五種銀メダリスト(青森市出身)佐藤大宗選手 「こちらが近代五種競技オブスタクルのトレーニング用の器材です」 「このリングが結構肝になってくるんじゃないかなと ここで速い人遅い人のスピードの差が結構わかるところなので」 その過酷さから「キングオブスポーツ」とも呼ばれる近代五種は射撃とランニングを組み合わせた「レーザーラン」と「水泳」「フェンシング」「馬術」を1日でこなし総合成績を競う競技でした。 しかし次のロサンゼルオリンピックから「馬術」が廃止され、その代わりに「オブスタクル」と呼ばれる障害物レースに変更されることになりました。 オブスタクルとはどんな競技なのでしょうか。 公式設備がある千葉県の施設を訪ねました。
★青森放送 長澤瑠璃子記者 「こちらがオブスタクルスポーツのコースです。二人が同時にスタートしてさまざまな障害物をクリアしていきながら最後は3.5mの壁が立ちはだかります」 オブスタクル競技は70メートルほどのコースの中に8つのさまざまな障害物があり、クリアした最終タイムを競います。 障害物には、大きな車輪をつかむ「ビッグウィール」やつり革のような輪をつかんでいく「リングス」、そして3.5mのそり立つ壁「フィニッシュウォール」などがあります。 新競技の強化練習に訪れた若手選手たちは・・・ ★近代五種2024年全日本選手権女子優勝 鈴木結理選手(22) 「(オブスタクルは)速さを求めてさらに正確にやっていかないといけないところが難しい」 ★近代五種U19日本代表伊藤圭吾選手(18) (Q・佐藤大宗選手の存在は?)「憧れでもあり目標でもある選手」 「(銀メダルは)自分にすごく刺激になった」 「世界レベルの近代五種に日本で取り組んでいると自覚しながら練習するいい機会に」