“B”列車で行こう!目的地のジュネーブでブランド初のコンプリケーションとご対面!【ブライトリング取材レポート】<2日目>
披露されたのはブライトリング初の「パーペチュアルカレンダー」搭載クロノグラフ
記者会見場の席に着くと、壇上には再びジョージ・カーンCEOが登場。オープンしたばかりのTHEN & NOWミュージアムほか140周年というアニバーサリーイヤーにおける様々なトピックスのために忙しく過ごしていることや、これから披露する新作へと辿り着くまでのエピソードが語られる。そしてプログラムは、お馴染みの動画プレゼンテーション「ブライトリング・サミット・ウェブキャスト」による新作発表へと移る。
今回披露された新作は、ブライトリング初となるパーペチュアルカレンダー クロノグラフ キャリバーB19を搭載した3つのモデル。「プレミエ」「ナビタイマー」「クロノマット」のコレクションから発表された3部作は、それぞれ18Kレッドゴールドのケースをまとい、140本限定で製造されるという。また、それぞれが特製ボックスに収められるほか、140周年を記念して製作されたブランドブック「140 YERAS IN 140 STORIES」の特別表紙版も付くことなどが明かされた。そして別室にていよいよ3部作と対面の瞬間が訪れる。コレクションの誕生年から順に取り上げていこう。
約1世紀の正確なカレンダー表示を可能にするコンプリケーション3部作
「プレミエ B19 ダトラ 42 140周年アニバーサリー」 Ref.RB19401A1B1P1 777万円 スペック:自動巻き(キャリバーB19)、毎時2万8800振動、約96時間パワーリザーブ。18Kレッドゴールドケース(シースルーバック)。直径42mm、厚さ15.6mm。アリゲーターストラップ。100m防水。世界限定140本。 創業一族の3代目、ウィリー・ブライトリングの「コックピットから社交場へ」という発案から1943年に登場したプレミエの現行世代にキャリバーB19を搭載した「プレミエ B19 ダトラ 42 140周年アニバーサリー」は、艶やかなブラックラッカーのダイアルが目を惹く。外周にはクロノグラフ秒目盛りの入ったレッドゴールドのリングをセット。さらにその外縁を一段高い位置で取り囲むのは、タキメータースケールが記されたマットブラックのリングだ。コレクションの特徴であるアラビア数字インデックスのほか、顔を描いたムーンフェイズディスクの月、ボックス型サファイアガラスとプレーンベゼルの組み合わせなど、現代ブライトリングらしいモダンレトロな雰囲気に仕上がっている。