食事の配膳の手伝いは「時間感覚」が育つ。お手伝いを通じて行う【発達障害児の療育】を専門家がレクチャー
お手伝いを通して時間を意識する経験を
毎日、毎週、一年、最終的には自分の将来にむかってスケジュールを立て、自分の人生を創っていくには、時間感覚が必要です。時間を意識しながら生活し、さまざまな経験を通して子どもの時間感覚を育てましょう。そのために家事のお手伝いの機会を活用してみてください。 この記事を書いたのは 原 哲也|言語聴覚士・社会福祉士 一般社団法人 WAKUWAKU PROJECT JAPAN代表理事。明治学院大学社会学部社会福祉学科卒業、国立身体障害者リハビリテーション学院・聴能言語専門職員養成課程修了。カナダのブリティッシュコロンビア州の障害者グループホーム、東京都文京区の障害者施設職員、長野県の信濃医療福祉センター・リハビリテーション部での勤務の後、『発達障害のある子の家族を幸せにする』ことを志に、一般社団法人 WAKUWAKU PROJECT JAPANを長野県諏訪市に創設。発達障害のある子のプライベートレッスンやワークショップ、保育士や教諭を対象にした講座を運営している。著書に『発達障害のある子と家族が幸せになる方法』(学苑社)、『発達障害の子の療育が全部わかる本』(講談社)がある。