今度は俺たちが! スペインMFロドリ、決戦前にファン時代を回想「08年が初めてちゃんと見たEURO」「優勝を強く願っていた」
無冠時代に終止符を打てるか
スペイン代表のMFロドリが、現地時間7月9日に開催されるEURO2024準決勝のフランス戦を前に取材に対応した。大会公式サイトが発言を伝えている。 【PHOTO】華やかで可憐なスタジアムの華!EUROで躍動する名手たちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介! “無敵艦隊”の異名がつくほど、圧倒的な強さを誇ったスペインは、2008年、12年大会と続けて欧州制覇を達成。さらにその間の2010年に行なわれた南アフリカ・ワールドカップ(W杯)も制したため、ビッグトーナメント3連覇を果たした。 ロドリもその黄金時代に心を躍らせた1人だ。世界最高のMFに成長した 28歳は、テレビで見たEUROの思い出をこう振り返った。 「2008年は、僕が初めてちゃんと見たEUROだった。ファンとして、スペインに優勝してほしいと強く願っていたのを覚えているよ。そしてワールドカップを制し、EUROでまた優勝した。彼らは、自分たちもチャンピオンになれるという気持ちを持たせてくれた。僕たちもそうなりたい」 12年大会以来の決勝進出を目ざすうえで、立ちはだかるのは、ロシアW杯優勝、カタールW杯準優勝の猛者フランスである。 ロドリは「最高の代表チームではないにせよ、2本の指に入るチームだ。ここ数年、彼らはその才能を発揮している。フィジカルに強さがあり、カウンターアタックもできるし、ボールの扱いも上手い。それにタレントが揃っている」と警戒しつつ、「勝利に完全に集中したい」と言葉に力を込めた。 「少なくとも90分間は絶対的な集中を保たないと。ディテールが大事だ。互いに良いチームだし、互いをよく知っているからね。試合中に大きなチャンスはあまりないだろうから、相手が何をしようとしているのかに注意を払い、相手に影響を与えるような効果的なプレーを心掛けなければならない」 今度は俺たちの番だ――。ロドリら2024年のラ・ロハは、母国の子どもたちに夢を与えられるか。無冠時代に終止符を打つべく、モチベーションは十分だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部