「11月初めに直接中継ぎと言われたが…」 西武・平良海馬が保留 先発を希望する来季の起用法で歩み寄れず 金額提示はなし
西武の平良海馬投手(25)が3日、埼玉県所沢市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、保留した。平良は先発、球団は中継ぎを打ち出した来季の起用法で歩み寄れなかった。今季年俸は2億5000万円(金額は推定)で、今回の交渉では来季年俸の金額の提示はなかった。 ■父はレオのレジェンド、24歳モデル【写真】 交渉後に取材に応じた平良は「去年は先発に転向してチームに貢献できていた。そのデータを示して先発を希望したが、中継ぎは西口監督の要望のようだ」と淡々と話した。 中継ぎから先発に転向した昨季は11勝7敗と2桁勝利をマーク。今季も開幕から先発ローテを託されたが、5月上旬に右前腕部の張りで出場選手登録を外れ、8月の戦列復帰後は中継ぎで起用された。今季は22試合に登板(先発5試合)して、3勝2敗9ホールド、防御率1・66だった。 チームは今季最下位に沈み、来季は西口新監督が指揮を執る。「西口監督には11月初めに直接中継ぎと言われたが、そこも平行線のままオフに入ってしまった。自分は先発だと思っているので、いつになるか分からないが話し合いを続けたい。妥協点を探さないといけないし、配置が決まらないと金額も決められない」と話した。
西日本新聞社