【広島】巨人に競り勝ち 今季最多タイ貯金9!菊池が9回2死無走者から値千金6号弾 3安打勝利 栗林が9回1死一・二塁のピンチを凌ぐ
■プロ野球 巨人1ー2広島 (29日 東京ドーム) 広島は巨人に競り勝ち、37勝28敗4分の今季最多タイ貯金9とした。1ー1で迎えた9回2死無走者、巨人2番手バルドナードから菊池がレフトスタンドへ6号ソロを叩き込み決勝点を挙げた。9回は栗林が先頭・大城卓に四球、岸田はバント失敗、佐々木に左安打1死一・二塁のピンチも招くも代打・長野を遊直、代打・若林を空振り三振で締めて21セーブ目をマークした。チームは3安打で今季東京ドームで5戦目で初勝利。島内が5勝目(4敗)。 野間はベンチ。スタメンは1番センター・秋山、2番セカンド・菊池、3番レフト・上本、4番サード・小園、5番ファースト・堂林、6番ライト・二俣、7番ショート・矢野、8番キャッチャー・會澤、9番ピッチャー・大瀬良のオーダーを組んだ。 巨人の先発・グリフィンに1回、秋山は死球、菊池のレフトへの打球は佐々木に好捕され上本と小園は連続空振り三振に倒れた。 先発・大瀬良は今季12度目の登板、試合前まで4勝0敗、両リーグトップ・防御率0.87。前回の6月22日・中日戦(バンテリンドーム)は7回を3安打の無失点で勝ち投手。今季の巨人戦は3度目、1勝0敗、11回を投げ9安打で無失点の防御率0.00だった。 大瀬良は1回、丸を見逃し三振、吉川を遊ゴロ、ヘルナンデスを見逃し三振と3人で退ける立ち上がり。 2回の攻撃で1死から二俣がツーベース、矢野がレフト線に巧みにタイムリーを落とし1点を先制。 大瀬良は2回、先頭・岡本和に四球も大城卓を見逃し三振、岸田を三ゴロ併殺打に仕留める。大瀬良は3回も佐々木、門脇、グリフィンを3人で打ち取った。 4回の攻撃で上本、小園、堂林のクリーンナップが三者凡退に終わる。大瀬良は4回、丸を左邪飛、吉川を遊ゴロ、ヘルナンデスに左中間にツーベースも岡本和を遊飛に抑えた。 大瀬良は5回、大城卓を中飛、岸田を投ゴロ、佐々木を左飛に抑え自身34イニング連続無失点で球団歴代2位の12年・今村に並んだ。 打線は3回から6回まで1人の走者を出すことができない。大瀬良は6回1死からグリフィンに中安打も丸を遊ゴロ併殺打に仕留めた。 7回の攻撃も上本が空振り三振、小園は遊飛、堂林は中飛と3人で終わった。 大瀬良は7回、先頭・吉川に右安打、ヘルナンデスを右飛、岡本和にレフト線にツーベースを浴び1死二・三塁となり大瀬良は降板。代った2番手・塹江が大城卓を一ゴロ、さらに3代った3番手・森浦が岸田を空振り三振に斬って取った。 大瀬良は6回1/3を109球、4安打1四球3奪三振の無失点の投球内容だった。8回の攻撃は二俣、矢野、會澤と3人で終わり走者を出せない。 8回は4番手・島内が1死から門脇に四球、代打・立岡のバントは捕ゴロとなり二塁封殺。丸に中安打で2死一・二塁に吉川に四球、満塁からヘルナンデスに一内安打タイムリーを浴び1ー1の同点に追いつかれていた。