【ONE】青木真也が語るノースカット戦前の心境と、武尊の危機「ロッタンだったら“打ち合う”っていうガチャが回るけど、スーパーレックだと──」=1月28日(日)有明
2024年1月28日(日)に東京・有明アリーナにてONE Championship『ONE 165: Superlek vs.Takeru』(ABEMA PPV ONLINE LIVE配信)が開催される。 【写真】武尊はスーパーレックからチャンピオンベルトを奪取できるか 約4年ぶりの日本大会に向け、ONEライト級(※77.1kg)でセージ・ノースカット(米国)と対戦する青木真也(日本)が、ABEMAインタビューで、自身の試合について、さらに武尊の対戦相手変更について語った。 元UFCのノースカットと対戦する青木は、コンディションについて、「僕は怪我なくむしろ好調、年末年始で仕事が減りつつ、良くも悪くも練習する以外の仕事がほぼ無いので、今のところコンディションはいいですよね、コンディション良好です、おかげさまで」とリラックスした表情。 今回は、大会名に「武尊」の名前が冠されていることもあり、前面に出るのではなく、自身の仕事をする形で1月28日を迎えようとしている。 「自分の名前でそれなりに自分のお客さん、応援してくれる人は喜んでくれる。見せたかったもの、いまの青木を見せられると思います。何か広がるものとか、自分のもらう金に見合う働きが出来るかどうかは分からないですけど、自分の客向けには動いていて、青木を楽しみな一定層の客は動いている。それ以外にアテンションを得る役割じゃないから、今回の俺は。彼、武尊ですからね」と、メインイベントを立てる。 40歳を迎え、MMA20年で60試合目を迎える青木は会見で、「ベストパフォーマンスを世界最高峰の舞台で、世界最高峰の相手にできるのは今回が最後の機会」と語っており、大会の煽りについて「“最後の闘い”っていうテーマをくれてやったんだから、それで貸し借り無しだろって思いますよ、俺は」と、掲げたテーマを全うすべく調整しているとした。 試合後も「別に何も変わらないですよ。分かると思うけど、もう俺、何試合もしてるでしょ。またヨイヨイやっていきますよ、気が向いたらという感じで、自分の好きなようにやります」と飄々と語る青木だが、ロッタン・ジットムアンノンの負傷欠場により、武尊の対戦相手がスーパーレック・キャットムーカオ(タイ)に急遽変更となったことについては、表情を曇らせた。 ロッタン欠場を「何回かあるじゃないですか、試合を飛ばしていることが。だから、最初に(ロッタンvs.武尊が)決まった時点で、もしかしたら何かある可能性があるっていうのは、ある程度今までのデータのリスクとしてあったと思う」という青木は、「タイトル戦になったことも含めて、“競技”というものでいうと、それ以上か同等だと思うんですけど、そういうもんじゃないじゃないですか。だからまあちょっと意気消沈というか、“あー”というとことはあるんじゃないですかね」としながらも、新たな見どころについても触れた。 「(武尊にとって)相性って意味では一番悪いんじゃないですか?」という青木。「だって、ロッタンだったら“打ち合う”っていうガチャが回るけど、スーパーレックは“打ち合う”っていうガチャが回らない可能性が高いですからね。完封されるんじゃないですかね」と、対戦相手変更で、武尊が不利になったことを語った。 同試合については、外国人として史上初のラジャダムナンスタジアム3階級制覇を成し遂げた吉成名高(エイワスポーツジム)も、「武尊選手もスーパーレック選手クラスの蹴りの速さを体験していないと思うし、逆にスーパーレック選手も武尊選手ほどのタフネスがある、スタミナがある、気持ちがある選手と対峙したことはなかなかないと思うので、お互い未知数。(勝敗は?)僕はロッタン選手vs.武尊選手の予想は武尊選手(の勝利)だったんですけれど、ちょっとスーパーレック選手有利かなと思っています」と、相性の問題で武尊が不利と予想している。 果たして、ベルトがかけられた「ONEフライ級キックボクシング世界タイトルマッチ」の3分5Rは、武尊が6月のベイリー・サグデン戦に続く勝利を飾るか。それともスーパーレックが王座を守るか。
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